0

Las Vegas でグラップリング。Las Vegas-3

 ArizonaからLas Vegasに着き、そのままdrysdale JIU-JITSUに向かった。

アブダビコンバット世界チャンピオンのロバート・ドライスデールの道場だ。

練習まで1時間あるという事で、道場にはまだ顔を出さず、駐車場に車を泊めて車の中でDr.Kenと仮眠した。あっという間にiphoneのアラームが鳴った。連日の移動疲れや時差ボケでもっと寝たい気持ちになったが、気持ちを切り替えて道場に向かった。

とても大きな道場で、柔道場で大きさを例えると軽く4面は取れるほどの大きさだ。早速、ロバートに再会の挨拶を交わし、更衣室に着替えてグラップリングのクラスに参加することになった。もちろんDr.Kenも参加した。

彼は柔道家であるが人生初のグラップリングだ。彼の面白いところは、2年前に共にLAに行った際にブラジリアン柔術世界チャンピオンのクロン・グレーシーの道場に練習に行き、その際にDr.Kenは初めてブラジリアン柔術の練習をした。

人生初のブラジリアン柔術が柔術世界チャンピオンのクロンの道場で、人生初のグラップリングがアブダビコンバット世界チャンピオンのドライスデールの道場という男は、多分世界中探してもDr.Kenしかいないと思う。Dr.Kenは順応性とチャレンジ精神溢れた医師なのだ。

練習に話を戻すと、海外の練習の面白いところが、ほとんど準備運動をしないことだ。ロバートから軽く技の講習を受けた後に、実戦練習のスパーリングが始まった。

練習相手は全てロバートが指名して決まるスタイルだった。8分×5本ぐらいスパーリングをした。徐々に練習相手が強くなっていった気がして、最後に練習した相手が一番強かったように思う。タジキスタンという国のMMAのチャンピオンだった。

とても楽しい練習だったが、途中でDr.Kenの姿はなかった。いきなりのハードな練習のため、トイレで吐いていたらしい。確かクロンの道場でも、昨年訪れたオックスフォード大学の柔道の練習でも彼は吐いていた。(Dr.Geroに改名した方がいいかもしれない。Dr. Kenは常に自分の限界に挑戦して吐いて進化していく人種だと思う。)

練習後はロバートの家に向かい、ロバートとドリママ(ロバートのお母さん)にご馳走を食べさせてもらい、ジェラートを食べに連れて行ってもらった。

ジェラート屋さんも柔術家で父と二人で店を営んでいて、とても清潔感のある店だった。人生で食べたアイスクリームの中で一番美味しかった。あっという間にLas Vegasの1日が終わり、カジノのイメージのLas Vegasとは大違いの1日だった。


Las Vegasまでの道のりはBob Dylan。Las Vegas-2

TAGS :

ピットブルとラントレ。Las Vegas-4

TAGS :