樹齢7200年の縄文杉。
屋久島3日目にして、旅の目的である樹齢7200年の縄文杉に辿り着いた。
柵があり近寄る事は出来ないが、信じられないほどの巨木である。
思わず手を合わせたくなるほどの存在に、しばらく見惚れた。
苔むした白谷雲水峡を通り抜け、あっという間の縦走だった。
2日間で20時間近く歩いたが、あっという間に思えたのは見応えのある美しい屋久島の自然のおかげだ。屋久島で初のテント泊登山を過ごすことが出来て、僕は幸せものだ。
また山中で、ガイドのやっくん(屋久島育ちのためやっくんとのこと)の痛めていた肩を調整してあげると肩の調子が良くなったと喜んでくれた。下山後に、やっくんの奥さんの腰も調整して欲しいという事になって、やっくんの家にお邪魔する事になった。
奥さんの腰も調整したら良くなったので、えらく喜んでもらい、晩御飯をご馳走になり、家にまで泊めてもらえる事になった。
やっくんの祖父が大工だったらしく、祖父が建てた屋久杉で作られた縁側つきの昭和の香りがする家は何とも居心地が良かった。
当初、全泊キャンプをする予定だったが、まさかのガイドのやっくんの家で酒を酌み交わし一晩過ごさせてもらえたおかげで屋久島の自然と人の暖かさに触れる事が出来た最高の旅となった。