屋久島縦走。
屋久島初日は、海辺でテントを張った。
その日はレンタカーを借りて島を一周し、山の中で何かを拾っている老夫婦に出会った。
レンタカーをとめて、何を拾っているのか聞いたら、ドングリが可愛いから拾っていると返って来た。(僕はお腹を空かせていたので、なにか美味しい食べ物を拾っているのかと期待していた。)
老夫婦に、明日縄文杉を見に行くと話をしたら、あなた体力がありそうだから縦走をした方が良いと薦めてくれた。
歩く距離や時間が倍になるらしいが、屋久島を堪能できるらしい。
お願いしていたガイドさんに、明日のコースを縄文杉だけでなく縦走したいと無理を言って、前日の夜に急遽屋久島を縦走する事に変更になった。
コースは九州最高峰の宮之浦岳を登頂し、山中で一泊し縄文杉と白谷雲水峡を抜けていくルートだ。
翌日、淀川登山口を朝5時から歩き始めた。
いきなりの登り坂でお尻の筋肉痛が悲鳴をあげた。大阪に筋肉痛を置いて来たほうが良かったと早々に後悔したが、どうしようもない。
しかし圧倒的な屋久島の自然の美しさに、筋肉痛は忘れ去っていた。